陶芸家 坂爪勝幸 穴窯で焼成した無釉薬の焼締め陶、織部、金継ぎの器等、陶芸作品と造形作品
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陶芸家 坂爪勝幸 プロフィール

 1947年、新潟県村上市生まれ。永見鴻人氏に出会い陶芸を志す。九州各地の窯業地にて基礎を修得。1979年に国際交流基金より客員教授として米国へ派遣。1986年に帰国。 以降、日本各地にて作品を発表。 窖窯による巨大な陶壁や彫刻、茶陶を制作する。日本現代陶彫展優秀賞、日本陶芸展入選。


 坂爪勝幸の作品は、確かに従来の工芸の枠に収まらない、規模も形態的にもダイナミックで圧倒的な迫力を持ち、西欧的なオブジェを連想させる。

 しかし、彼は自らの制作の基本はあくまでも茶陶であることを明確に主張している。それに茶の湯こそが日本の伝統的な総合芸術であり、日本の文化の原点として、その中にこそ伝統的美学が息づいていると考えているからである。坂爪勝幸は織部の焼締め、備前、古伊賀といった日本古来のもの、朝鮮半島の古い焼き物を実際に現地で実作し、研究し、また長年に渡る海外生活によってこの思想に辿りついたと言える。

 現在、彼は純粋芸術的作品と茶陶の両方を制作しているが、その精神性は全く同一のものであり、区別をしないという。

 端的にいうなら、作品を単に形態や色彩から理解するのではなく、そこに日本的美学を見出せれば、それこそが鑑賞であると言い換えてもよい。その意味からすれば、難解なことは何もなく、観賞するのに我々は最も近くにいると言っても良いかもしれない。

 最近では、野外を意識した作品制作と空間演出を提示して、組み合わされた個々の1点1点が作品として完成されている。それは、国内外で「土」「成型」「焼成」といった陶作品を成立しているあらゆる要素を経験し、研究してきた成果である。

 坂爪勝幸の作品の魅力である、エネルギーに満ち、濃密で張りつめながらも、不思議と安らぎを感じさせる空間を感じてもらえればと願う。
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